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高校のPTA会長になりました!

2026年04月28日 代表メッセージ

 

この度、高校のPTA会長になりました!

娘の高校進学のタイミングということで、おやじの会くらいから参加してみようかと思っていました。そこからPTA全体の運営を担う本部なるものがあることを知り、かつ人数が足りないということで話を聞かせてもらったところ、後日、会長をやって欲しいとの連絡をいただきました。旧会長に直接お会いして業務内容をお聞きし、最終的に会長職を引き受けることにしました。まさかこんなことになるとは・・・

これまで小学校・中学校をとおして一度もPTAに関わることがなかった自分がそもそもなぜPTAの役員をやろうと思ったのか、その理由には以下のようなものがあります。1つ目が、教育という分野への関心が高まってきていること。これまでも仕事をつうじて小学生から大学生まで幅広く学校や学生を対象にした学びの機会を提供してきていますが、大学講師をやり始めた頃から、この分野の活動割合を増やしても良いのではないかと感じてきました。まだうまく言語化できていませんが、この背景には自分の年齢と社会的役割もあり、もう一段ギアを入れて、日本の未来をつくる次世代のサポートをしたいということです。また、自分の仕事でもある”地域づくり”においても学校はその中核となる場所だと思っており、学校運営協議会(コミュニティスクール)なども、地域や社会の課題解決に向けた協働やコレクティブ・インパクトの舞台となるでしょう。

このことに関連して2つ目が、昨年刊行した『公務員のためのマーケティング講座』が学校関係者にも反響があったことです。本書の主たるターゲットは自治体職員ですが、学校は非営利組織であり、そこで働く先生が公務員です。自分の専門性が学校経営にも役立つことがあるのではないかということで、少し関わりを深めてみようかと思ったということがあります。

3つ目が、外から支援する役割ではなく、“中の人”として立ち回ることに興味と意欲が変わってきつつあるということです。会社を辞めてから10年以上経ちますが、この間は主にコンサルタントやコーチ、ファシリテーターなどの”支援者”として仕事をしてきました。自分の成長のためには必要な経験でしたが、支援者として外から支える経験を踏まえ、あらためて当事者として中からものごとを動かしていく立場をやってみるということです。そこには当然面倒くさい人間関係などがありますが、そういうことも含めて、何かを生み出したり、創りあげたりしていく主体となるということです。あまり思い出したくないですが(苦笑)、会社員時代から自分がどのくらい成長したのかということを試してみたい、確認してみたいという気持ちもあります。

最後はより個人的な理由ですが、自分の高校時代を思い返すにつけ、ほとんど思い出らし思い出が残っておらず、空白とも言えるその時間を何かのかたちで埋めたいという疼きのようなものがあります。高校時代は、中学校でやっていたバレーボールには能力の限界を感じていたため続けず、サッカー部に入りました。しかしノリに馴染めず、そのままフェードアウト。3年生の時にかたちだけ軽音楽部に所属はしたものの、「部活をやった!」という実感もありません。では勉強はというと、大学やその先の就職を意識して必死に受験勉強をしたわけでもなく、偏差値の線上にある大学のうち、学費が安めの私立を受けただけ。バイトも校則で禁止されていたので、地域や社会と関わることもなく、自宅と高校を往復するだけ。何かに夢中になることもなく、淡々と学生生活が過ぎていった印象です。昔に戻れるわけではありませんが、心の奥底に、空白の青春時代(!)を取り戻そうという願いがありそうです。

さて早速、これまでに2回の委員会に参加しています。顔合わせや引き継ぎがメインですが、限られた時間の中で膨大な量の引き継ぎを行いました。全部は覚えきれないと早々に諦め、ざっくりとやることだけ掴みました。年間のスケジュールに落とし込んでみると、本部や会長以外の業務として、他の委員会の動きを把握しておかなければならなかったり、学校の行事以外で地域の活動などにも出席しなければならなかったりと、結構な量の業務があります。特に今年度は、前年から継続される本部委員の方がおらず、自分をはじめ、なんと全員が新任の役員。不安の中での引き継ぎを終えましたが、自分も含め、皆さん大人なので、どうにかなるだろうし、どうにかするでしょう。

ここまでで一番驚いたのが、女性(母親)の割合の高さです。学校の先生方と本部に加え、広報委員会、学年委員会、環境委員会の新旧メンバーが集まった実行委員会では、全員で50人くらい参加していましたが、その中で男性は前会長ともう1人と自分のわずか3人。PTAはお母さんを中心に運営されていると想像はしていたものの、ここまで偏りがあるとは思ってもいませんでした。実態はParent & TeacherではなくMother & Teacherであり、まだまだPTAには多様性が乏しいということを実感しました。

昨今、メディアでも取り上げられていますが、特に小学校や中学校のPTAでは強制参加や各種ノルマが常態化しており、PTA役員を務める間は苦行のように我慢し、言いたいことを言わず、波風を立てないようにやり過ごすといったことが起きています。もちろん、すべてのPTAがそうだという訳ではなく、さまざまな改革を行なっているところもあります。さすがに高校は、小学校や中学校よりも子どもの”手離れ”が良いので、そこまで面倒なことは少なそうですが。。。またNPOのように、その存在目的が志やビジョン・ミッションの実現ではなく、一方でお金を稼ぐための仕事という訳でもありません。「子どものため」という旗印も想いもあるのでしょうが、関わるのは子どもが学生でいる間だけという期間限定であり、かつ仕事や家事・育児などの隙間の限られた時間でしかコミットできないという制約があります。色々とやりたいことが頭に浮かんではいるのですが、実行体制の継続性や経営資源の不足(特にヒト)の観点から、定例行事やイベント以外にどこまで触手を伸ばしてチャレンジできるのか、やりながら役員の皆さんと考えていこうと思います。

色々書きましたが、全てが新鮮な経験。グラウンドで、教室で、部活にいそしむ学生たちの賑やかな声を聞きながら、その隣の部屋でPTAの役員の皆さんとワイワイやるのも中々良いものです。まずはこの1年、あっという間でしょうが、がんばります!