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システム・コーチング®のアシスタントを終えて

2022年01月18日 代表メッセージ

1月15日、16日の2日間、CRR Global Japanの提供するOrganization and Relationship Systems Coachingシステム・コーチング®)の基礎コースでアシスタントをしてきました。

システム・コーチング®の“システム”とは、「共通の目的や独自性(アイデンティティ)を持った相互に影響を受け合う人びとの集まり」のことを指します。1対1の個人コーチングとは違い、2人以上の人によって成立する関係性を対象としており、夫婦関係や友達関係、組織内の部門やプロジェクト、地域コミュニティ全体など、複数の人間関係を1つの”システム”として捉え、関係性の改善に向けて働きかけます。つまり個別の一人ひとりの立ち振舞に意識を向けるのではなく、システム全体としてみてどういう関係性にあるかをシステム内のメンバーが気づき、お互いの関係性はどうあるべきかを全員で模索していきます。チームビルディングの手法と思ってもらえれば分かりやすいかもしれません。

>>システム・コーチング®とは?

システム・コーチング®は個人向けコーチングと違い、個人にグッと入り込まず、”関係性”や”場”全体の感情や状況に意識を向けて関わりますが、感情的知性(自分)、社会的知性(相手)、関係性システムの知性の3つを育んでいかなければなりません。

感情的知性 自分の感情を自己認識し、感情を目標に向けて適切に導くことによって感情とうまく付き合い活用する力に加え、目標を達成するために、自分自身を動機付け、衝動を抑え、我慢する力。
社会的知性 他人の感情を認識し、それに感情移入し、他の人の視点から物事をみることができる力。
関係性システムの知性 感情的・社会的知性を組み込みつつ、より大きな枠組みに焦点を広げたもので、自分自身を関係性システムの一部とみる力。

 

2日間という短い時間の中でも、参加者の皆さんが元々持っていらっしゃる知性がさらに研ぎ澄まされていき、修了する頃には最初の関係性からグッと変容し、新しい姿が立ち現れてきました。

昨年1年は個人向けのコーチングにどっぷりでしたが、社会を変えるコーチとして、個人と組織(チーム)の両方を無意識に行ったり来たりしながら、個人、組織、そして社会それぞれの豊かさがさらに育まれるような関わりをしていきたいですね。