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『子ども大人会議』でのファシリテーション

2020年12月05日 事業レポート

11月20日(金)、「世界こどもの日」に合わせて実施されたオンラインイベント、『超アフタースクール〜みんなでつくる、放課後の未来〜』(主催:NPO法人放課後NPOアフタースクール)にて、ファシリテーターを務めさせていただきました。

「世界こどもの日」は、1954年、世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として、国連によって制定されました。さらに1989年の11月20日、国連総会ですべての子どもに人権を保障する初めての国際条約『子どもの権利条約』が採択され、以降、世界中で子どもの保護への取り組みが進み、これまでに多くの成果が生まれています。

自分が担当したセッションは、首都圏にある小学校の1〜6年生10名と大人の代表の皆さん5名が一緒に放課後を考える「子ども大人会議」。コロナ禍で大きく様変わりした環境下で、社会は子どもたちの声に寄り添えているのか、またその中で放課後の居場所はどうあるべきかを問い、参加者の皆様と一緒に考えました。

 

 

充実した放課後を過ごした子どもの将来の夢は、そうでない子どもと大きく違ってくるというデータの共有を行い、参加者全員の認識合わせから始めていきました。メインのプログラムでは、参加した子どもたちから「どんな放課後を過ごしたいか?」を事前宿題のお絵描きとともに発表してもらい、それに対して大人から質問をさせてもらいました。高学年になるほど、塾など勉強に忙しくなり、自分の好きなことに時間を使えていないという実態も明らかになりました。コロナ禍下ではありますが、子どもたちなりにこの時代の大きな変化を受け止め、一生懸命に毎日を楽しくしようと頑張っている様子を参加者全員で共有できたことが何よりの収穫であったと思います。

子どもたちの様々な声を聴きながら、あらためて社会を創るのは人であり、その人は、子どもの頃からの体験が積み重なって創り上げられてくるものだと感じました。「子どもは社会の宝」とか「子どもの笑顔があふれるまちづくり」とかよく言われますが、歳を取るにつれて、その本当の意味が少しずつですが分かってきた気がします。

手遅れにならないように、もっとスピードを上げないと😖