それぞれの違いを尊重し、「ワンチーム」へ。〜日光市社会福祉協議会でのシステムコーチング〜
日光市社会福祉協議会にて、管理職向けの4回目、最終回となるシステム・コーチング®です。
(※日光市社会福祉協議会様の許可を得て掲載しています)
コーチング・セッションを重ねるごとに相互理解が深まり、心理的安全性も実感できるレベルの関係性に変わってきていますが、今回はあらためて管理職それぞれの価値観や信念を探求するワークを行いました。「自分はどのような価値観や信念を持っているのか?」という問いに明確に答えられる人はそうそういないと思います。
「価値観」とは、無意識の深いレベルで持っている評価のフィルターで、行動を動機付けるものであり、良い/悪い、正しい/間違っている、肯定的/否定的を 決定し、人生の方向性や目的につながっていくものです。「信念」は、世界や人について経験したことについての一般化であり、私たちが世界はこうであると信じていること/ものです。人に動機やる気を与えたり、能力を引き出すようなプラスに働くものもあれば、人に制限を加えたり、限定したり、可能性の障害になるようなマイナスに働くものもあります。これらは「〜しなければならない」「〜すべき」といった表現で、思い込みや囚われともいえるものです。
仕事のあらゆる場面で、誰しもこうした価値観や信念に裏付けられた行動が自然と現れています。そのことが分からないと、「なぜあの人は、あの場面であんなことを言ったんだろう?」「この人はどうしてあんな行動を繰り返すのだろう?」となり、違和感や不快感、噛み合わなさがシコリとして蓄積されていきます。そしてそのうち、「どうせ言っても無駄だから、関わるのはやめよう」となってしまいます。逆に言うと、相手の行動の背景や根底にある原理や規範のようなものが分かるだけで、無用なストレスに悩まされることも少なくなります。さらには、お互いが大事にしている価値観をもっと体現できるように、応援し合える関係にもなっていきます。
今回は、面と向かって自分の価値観や信念を伝え合う代わりに、”国”のメタファー(比喩)を使ってお互いの価値観や信念を共有していきました。普段我々が外国を旅行する時には、「郷に入っては郷に従え」ということで、普段と同じ生活や居心地のレベルを期待せず、むしろ非日常からくる違和感や不便さを許容します。通常の人間関係もこのくらい割り切ったものであれば良いですが、実際は中々そうはいきませんね(苦笑)


ワークをつうじて、お互いにこれまでに知っていた側面もあれば、新たに知ることとなった側面も情報として追加していきました。そして大事なことは、個々の”国”の存在を尊重し、それぞれ独立して輝き続けていくとともに、お互いの”国”の境はあるけれども、国境は無くして”連邦制国家”となること。まさに、「ワンチーム(One Team)」の誕生です。
日光市社会福祉協議会の管理職システム(通称:七猿)はどこへ向かうのか?
これからのチャレンジや歩みを楽しみにしつつ、コーチとして暖かく見守っていきたいと思います。
