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計画づくりの先にある、連携という未来

2026年06月26日 事業レポート

6月24日、NPOの中期計画・戦略の策定に向けた研修の最終発表会を行いました。この研修は、公益財団法人ちばのWA地域づくり基金が主催するもので、休眠預金活用事業「若年就労困難者のための包括的就労支援事業」の一環として行われたものです。

全3回のプログラムですが、最初の2回は中期計画・戦略の策定に向けた大量のインプットとそれを元にした団体内での対話・議論を行い、3回目に発表をしてもらうという流れです。発表については、「A3用紙」一枚にまとめてもらいました。何ページにもわたるパワーポイントやワードなどの資料を作成するのではなく、読んでもらいたいターゲットを明確にしながら、本当に伝えるべき内容をグッとA3用紙一枚に絞り込みます。当然のことながら、文章でダラダラと書くのではなく、ビジュアル面での分かりやすさにも訴求しながら資料を書き上げていかなければなりません。

2回目が終わってから発表までの間に、講師である自分との壁打ちを行いました。A3用紙に記載する内容について、あらためてターゲットは誰か、そしてそのターゲットがその内容を目にした後、具体的にどのような行動をとって欲しいのかをチェックし、それに応じた骨格やストーリー、盛り込む情報を構成していきます。団体によっては、2度、3度提出し直し、納得がいくまで推敲を重ねていきました。ここがこの研修での一番の醍醐味で、団体の成長にとって苦しくも実りのあるところでもあります。

今回は4団体に発表してもらいましたが、いずれも発表直前のギリギリまで手を抜かずに内容をブラッシュアップし続けました。出来上がった計画書を拝見して、あらためてそれぞれの団体の底力を魅せつけられたように思います。そして支援をする側の自分の方がむしろ、団体の皆さんのやり抜くエネルギーに励まされたり、勇気づけられたりするということも再認識しました。

今回が研修の最終回であり、休眠預金事業自体も残すところ半年ちょっとのタイミングということで、最後は団体同士の”連携”に向け、お互いの連携に対する捉え方の違いや共通点、距離感などが可視化されるようなワークも行いました。資金提供を行ったり、中間支援組織として生態系の醸成をサポートする立場からすると、連携や協働がどんどん進み、地域・社会の課題解決が進んでいくことを願っているわけですが、団体さらには受益者の側にもそれぞれの都合や置かれた状況の難しさなどがあります。動員や強制、”けしかけ”のようなやり方ではなく、少しずつ丁寧にお互いのことを知っていき、気づいたら無理なく自然に手を差し延べあっているような関係性の構築が大事ですね。何もしなければ何も起こりませんし、やり過ぎても反動しか起こりません。このことを肝に銘じながら、連携を育んでいきたいものです。

今回の団体の発表をとおして、各団体がどのような社会を目指していて、その実現に向けてどのような組織課題に向き合っていて、それをどのように解決していこうとしているのか、お互いじっくりと聴き合う機会となりました。戦略や志を知ることからお互いの隙間や重なりに気づくことができ、連携も始まります。これをきっかけに、「近いところで活動している”あそこ”の団体」という認識ではなく、「いつも側に居る、同じような志を持つ同志や仲間」としての関係性に変わっていくといいですね。