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コミュニティ・スクールと学校の未来

2026年05月28日 代表メッセージ

この度、神奈川県立学校の学校運営協議会委員(コミュニティ・スクール)の委嘱を受けました。

といっても、もともと予定されていたPTA会長の役割の1つなので、特別な役を仰せつかったわけではありません。PTA会長を引き受けた際の1つの展望が、コミュニティ・スクールを舞台に、どこまで地域づくりにも関わっていくことができるのかということがあります。

小中学校と比べると高校は明確な校区がなくなるため、地元学生の数がグッと減ってしまいます。そして、高校自体も地域に存在する組織としての意識(アイデンティティ)が乏しくなります。一方で、高校はその先に待ち構える社会へと生徒が羽ばたいていくための貴重な助走期間となる存在です。これまであまり考えることのなかった自分と地域や社会との接点をあらためて考え、自分ができることややりたいことは何かを探求していくことをつうじて、自分自身についての洞察を深めていくことができます。さらにそこから、今後の進学やキャリアをはじめ、人生そのものへの視座を高めていくことにつながっていきます。

また、学校自体も限られた経営資源(教職員の時間、予算、施設、設備)の中で、生徒や保護者、地域社会のニーズに応え、教育成果を最大化しなければなりません 。その一方で、教育内容は高度化し、探究学習、観点別評価、ICT活用、キャリア教育、多様な生徒対応(ダイバーシティ)と、求められる役割は年々増えています 。 特に現代はVUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代であり、従来のやり方が通用しなくなっています 。高校においても、個人の価値観(進路)の多様化、全員大学入学の時代、不登校やいじめなど、高校の経営も複雑化しており、 「チーム学校」と言われるとおり、専門性を持った地域の人材との連携・協働を前提とした経営でなければ難しい時代になっています。

こうしたことを前提に、どのように地域や社会の様々なステークホルダー(利害関係者)との連携や協働の意識を育んでいくかが大きなチャレンジですね。1つずつ丁寧に取り組んでいきたいと思います。