長野で協働を探す旅へ!
長野県で地域づくり講座、『協働を改めて考える ぼくらの協働を探す旅に出かけよう!!』にお邪魔してきました。ここ数年は観光やキャンプなどプライベートで長野県を訪れることが増えているのですが、久しぶりの仕事です。
3団体による協働事例の発表からトークセッション、講義、ワークショップと、とても楽しく充実した3時間を過ごしました。参加された皆さんの協働への関心や熱量もとても高かったように思います。そして終わった後の交流トーク会もリラックスしたユルい時間となり、本番での気づきや学び、そして参加者同士の関係性をじわ〜っと深めてくれる時間となりました。以下、主催者の市民協働サポートセンターによる実施報告レポートです。
NPO法が1998年に施行される前後から、自治体の条例など、あちらこちらで「協働」という言葉が登場し始めました。そこからぐるっと1周回ってあらためて協働が叫ばれるようになっているように思います。米国で実践されている「コレクティブ・インパクト」もこの動きに影響を与えているのは間違いないでしょう。
当日は、協働の成り立ちや協働を進めるための大切な考え方やコツについて解説させていただきました。協働という言葉からは、それなりの規模感や体制の整った組織同士がつながるイメージを抱く方が多いかもしれませんが、規模も進め方も多種多様。自分たちだけで解決できない課題を、誰と、どんなやり方で、どう分担してやっていくのかをしっかり考える必要があります。そして少しずつ多様な主体がつながり合って「 協働の輪」を作っていくようなイメージです。ひとつの目標に向かって進むためにも、丁寧な関係づくりから、強みを生かし合い、それぞれに成長やメリットがあることが大切ですね。
また、協働を進めるうえで、大切にしたいのが関係者同士の「心理的安全性」。対話を促進し有益な議論にしていくため、それぞれが言いたいことを言い合える場づくりが不可欠です。地域の市民活動支援センターなどの中間支援組織が協働をコーディネートすることが多いと思いますが、本気・本音・本心で語り合える場をつくるスキルが求められます。
当日はあいにくの雨でしたが、「長野えびす講煙火大会」の開催日。歩いていると花火の音が聞こえてきました。お土産にいただいた山のような(!)りんごを背負って、帰京しました〜🍎