肯定レンズをとおして関係性を眺める
2024年01月20日
事業レポート
人は生まれながらの自己防衛/生存本能により、物ごとの問題解決や否定的側面に意識が向きがちで、肯定的に捉えることは苦手なものです。
このこと踏まえ、普段から、出来ていることに着目し意識的に肯定性を育むことで、人や組織が持つ潜在的な可能性に視点が移っていき、「この先どうなりたいのか?」「何をしたいか?」「何を目指すのか?」といった未来の姿にも焦点が当たり始めます。
このことは、人間関係においても同じです。
この度、お邪魔した企業さんでのシステムコーチング/ワークショップでは、参加者の皆さんそれぞれが制作した『肯定レンズ』を使い、チームの関係性における肯定性を育んでいきました。普段は仕事に忙殺されていて余裕もなく、また口癖になってしまっている「どうせ・・・」という言葉を脇に置き、あらためてお互いの心の底にある想いや願い、不安や痛みなどを可視化し、伝え合いました。人はどうしても否定的なものに目がいってしまいがちですが、その裏側には自分の「願い」が隠れています。その願いとは何なのかを自分もしっかり認識することと、自分と同じように他者にも願いがあることを理解し合えれば、段々と肯定的な関わりが増え、チームも確実に成長していきます。
この肯定レンズ、、、最初は「どのくらい効果があるのかな」と思っていましたが、目茶苦茶ありました。こうしたツールを使うことで、いつもの自分(たち)と切り離し、違う意識モードで対話ができます。また、この時に経験したことが記憶にも定着しやすくなり、何かの時にも思い出しやすくなりますね
お互い鎧を脱いで裸になり(!)、本気・本音・本心で向き合う姿に、人が持つ無限の可能性や美しさ、愛おしさを感じた1日でした。