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周南市地域創発会議と夢プラン

2023年02月12日 事業レポート

2月12日、山口県周南市にて地域創発会議で地域の「夢プラン」策定の推進に向けた講演とワークショップを行いました。

周南市では、第2次周南市地域づくり推進計画に基づき、地域づくりに関する多様な取組みを推進しています。その取り組みの1つとして地域の夢プランの推進を掲げており、今回の地域創発会議はこの夢プランの推進を図る機会として位置付けられています。

夢プランとは「住民の皆さんが主体となってつくる、より良い地域を目指すための計画書」です。夢プランは現在、市内18団体において策定を完了しているとともに、3団体が策定に向けた話し合いを進めています。

前半の講演では「これからの地域づくりのあるべき姿」をテーマに、現在の社会や地域を取り巻く現状と、それに対して地域がすべきこと、持つべき考え方などについてお話しさせていただきました。現代のような正解のない時代では前例踏襲はもはや通用せず、地域住民が主体となり、複雑化した地域課題に臨機応変かつ柔軟に対応していかなければなりません。今後は少子高齢化の進行と人口減少社会が到来する中、地域づくりにおいても従来のようにイベントや行事等を計画に則って確実に実施するというものから、痩せ細っていく地域資源を耕し育みながら、意図した成果を生み出すために、新陳代謝を促して持続可能な地域づくりを行うという「地域経営」に踏み込んでいかなければなりません。

 

 

後半では、グループになって模造紙を広げて付箋をペタペタ・・・というよくあるやり方ではなく、システム・コーチング®を活用し、いつもとは違った気づきや学びを得ていただけるような体感的なワークショップを行いました。今回は、「地域の夢プランを推進する」をテーマに、コミュニティ推進協議会の皆さまに加え、周南市の地域づくり推進課職員、市民センター主事、周南市地域創発事業委員、周南市ふるさと振興財団職員にも参加してもらい、参加者全体が当事者としてこのテーマに対してどのような思いや悩みを持っているのか、今後どうしていきたいのかなど、本音の部分も共有してもらいました。夢プランの策定も、その実行も、誰か一人だけがやるべきことではなく、皆んなでやることですね。

 

 

時間の都合もあり、お一人ずつお聞きすることはできませんでしたが、参加された皆さんの立場や置かれた状況によって、感じたことや受け取ったことはそれぞれ。今日の学びや気づきを踏まえ、これからどのように夢プランが策定されていくのか見守りながら、しっかりとサポートしていきたいと思います。