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高校現場に今こそ必要な「マーケティング思考」(下)

2026年04月05日 メディア情報

先月号に引き続き、「高校教育」を取り上げる専門誌、『月刊高校教育』(2026年5月号・学事出版)に巻頭インタビュー記事が掲載されました。「高校現場に今こそ必要な「マーケティング思考」(下)」です。

同誌は、全国高等学校長協会、及び文部科学省教育課程課に編集協力の元で発行されている月刊誌で、主に高校の管理職や管理職候補の中堅の先生方、高校教育関係者に向けて、高校改革の状況や各学校の取り組みを紹介している専門誌です。

タイトルにあるとおり、上下の2回に分けて拡大版のインタビュー記事が掲載されていますが、今号はその“下”になります。“”では、現在に至るまでの自分のキャリアについて、どのような経緯を経て、非営利・公益セクターでマーケティングに携わるようになったのか、マーケティングとはそもそもどのようなものなのか、企業などの営利セクターにおけるマーケティングとの違いは何なのか、さらに学校現場で持つべきマーケティング視点などについて触れています。

これに続き今号では、さらに具体的なマーケティングに踏み込んだ内容をお話しています。マーケティングは一般的に、「営利企業のお金儲けのためのもの」と捉えられていますが、「相手の行動変容を促すもの」とお伝えしています。そしてその具体的な実践は、「誰に対して、何を、どのように、届けるのか」というフレームワークに落とし込まれます。ターゲットを明確にし、そのターゲットが行動したくなるような価値をお届けする。価値は、機能的価値、感情的価値、社会的価値の3つにさらに分類することができますが、相手のニーズに応えたものでなければなりませんし、他にはない独自性も必要ですね。

学校全体のマーケティングとしては、入学者を募る段階(獲得)、充実した学校生活を送ってもらう段階(育成)、そして卒業後も関係性を持ち続ける段階(関係化)の3つのステージに分けて実践していきます。それぞれのステージに応じて、上述のフレームワークを当てはめながら具体的な取り組みを考案します。

マーケティング思考はゴールを明確に決めてから逆算して取り組んでいくものなので、あれもこれもやらなければならない現代の学校経営において、明確な優先順位づけをもたらします。そのためにも、究極的にどのような状態を目指すのかという、「北極星(ビジョン)」を校長から職員まで当事者意識を持って合意しておく必要があります。公務員同様、人事異動で人が変わっても目指すものとして輝き、存在し続けるビジョンの存在は不可欠ですね。

 

このインタビュー掲載をきっかけに、学校経営に関わる方々と個別にお話をする機会をいただいています。学校教育とマーケティングというと、一瞬「?」が思い浮かんでしまいそうですが、その実践により、学校が抱える様々な問題が解決していくという可能性を感じています。

何ができるか分かりませんが、何かできそうなことがあればまずはお気軽にお声がけください。学校の変革に向けて少しでもお役に立てば嬉しいです!