国際協力NGOと考える、組織基盤強化の伴走支援
国際協力分野のNGOの皆さまが主催する、組織基盤強化に向けた伴走支援について学ぶオンライン勉強会にお邪魔しました。この勉強会は、中小NGO・NPOの組織強化を伴走型で支援する人材の育成とノウハウの共有を目的としたもので、月1回のペースで開催されている取り組みです。
普段、人前で話すことは仕事の一つですが、自分自身のことを話す機会は、研修やセミナー等の冒頭の自己紹介で数分程度というのがほとんどです。ところが今回は、約2時間にわたって、自分のキャリアや人生、そしてNPO・NGOの伴走支援をどのように捉え、どのように実践しているのかについて、じっくりとお話しさせていただきました。
まずは自分のキャリアの変遷について簡単にお伝えした後、「伴走支援の4象限」のマトリクスを使って支援領域の捉え方を紹介しました。この4つの象限は実際にクライアントの伴走支援時の”見立て”にも活用しています。その上で、自分がどのような問題意識を持ちながら、どの象限の経験を積み重ねてきたのか、具体的に必要とされる知識やスキル(やり方:Doing)と態度や姿勢、スタンス(あり方:Being)にも触れながら説明していきました。

特定の領域やテーマにおいて高い知識や専門性を持ち、存在を尖らせる「専門技型」もありますが、自分は多領域に渡る支援を行う、「総合格闘技型」ともいえるタイプです。個人的に飽きやすいということや、何でもやれるようになりたい完璧主義ということもあり、知らぬ間にこうした支援スタイルに辿り着きました。支援を始めた当初は上半分の象限に特化していましたが、数々の失敗や個人的な覚醒(!)を経て、下の象限に踏み込むようになりました。主に、コーチングやファシリテーションを武器として支援を行なっています。こうして支援領域の幅が広がることで、クライアントにとってより適切な支援をワンストップで提供することができます。
支援を受ける側のクライアントとしても、自分たちが必要とする支援領域はどこなのかを特定して把握しておくのはとても大事なこと。さらにいうと、その領域は他の領域ともつながっているため、独立した組織課題として対処していくのではなく、その課題が生じた真因にまで踏み込んでいかなければならないケースが大半であることも理解しておくと良いですね。
こうした機会でもなければ、自分自身の歩みや実践をあらためて整理し、振り返ることはなかなかありませんね。そういう意味でも、自分にとって、とてもありがたい機会となりました。
今回のお話が、参加された皆さまにとって、何かしらの気づきやヒントにつながっていたら嬉しいですね。
