文化祭がつないだ、人と人。――PTA会長として過ごした2日間
9月12日&13日の週末2日間にわたって、PTA会長を務める高校で文化祭が開催されました。
初日の開始頃には霧雨が降っていましたが、それ以降は雨も上がり、暑過ぎず、過ごしやすい天気となりました。

われわれ本部役員は例年と同じくカフェを出店。焼きそば、おにぎり、唐揚げ、フライドポテト、飲み物に加え、高校名が入ったオリジナルタオルと刻印付きのどら焼きを販売しました。校内は座る場所がほとんどないのですが、このカフェでは家族連れでも座って休みながら軽食を摂ることができるのが特徴です。10時からオープンで、午前と午後の部に商品数を分けて提供しましたが、いずれも早々に売り切れ。生徒の提供する食べ物は品数が限られていたり、調理をして提供する場合は時間がかかったりと、文化祭では”食べ物・飲み物難民”が出ることを想定していたのですが、需要予測は難しいものですね。暑さはそれほどでもなかったからか、飲み物は余ったくらいです。

2日間で約30名の保護者ボランティアにお手伝いいただきました。募集にあたり、どのくらいの方が手を挙げてくれるのだろうとやや心配でしたが、お陰様で接客もスムーズにいきました。ありがたいことです。PTAの役員・委員にならなくても、こうしたかたちでイベントや行事の手伝いをしながら無理なく学校の運営に関わることができます。その中で、学校や子どもの様子を知ることができたり、保護者同士の出会いや交流、ネットワーキングの機会になったり、自分の特技を発見できたりするものです。当日はゆっくりとボランティアの皆さんとお話しする時間が取れなかったのですが、お客さんが混み合っていない時などはお隣り同士でおしゃべりしたりなど、和やかに談笑されている瞬間もありました。PTAが提供するべき価値として、もっとこういう機会を増やしたいなとあらためて思いました。

今年度の新たな試みとして、生徒の出展エリアへの来場者の回遊を促すために、校内に掲示されたキーワードを集めるとエコバッグがもらえる「ワードラリー」なる企画を実施しました。実施にあたっては学校側と折り合いが中々つかなかったのですが、何とか実施の運びとなりました。答えがSNSなどで簡単に広まらないように1日目と2日目でワードを変えるなどの工夫も行いながら、特に子ども連れのご家族には好評だったようです。
加えて、生徒の出展に対して来場者の人気投票を行うという企画があるのですが、今年はPTAからも特別賞を授与をさせてもらいました。当初は、次点にあたる企画を表彰しようとしていたのですが、PTAらしく、目に見えづらい生徒の頑張っている姿を表彰してあげたほうが良いという方針に変更。油そばを提供していた3年生のクラスが終盤でどんぶりが足りなくなり、競合(?)である「おやじの会」に対して「どんぶりをください!」と必死にお願いに行ったというエピソードを聞き、表彰することにしました。目標達成に向けてなりふり構わず素直にお願いした生徒もですが、快くどんぶりを提供したおやじの会の助け合いの気持ちも素敵ですね。競争で一番を取ることも大事ですが、共通のゴールに向かっての協働も大事。この文化祭にける、関係者全員の共通のゴールは何だったのだろうか、そしてそのゴールは共有されていたのだろうか、など別の問いも頭に浮かび始めています。来年の課題ですね。

最初の企画づくりあたりでは会長らしく、少し引っ張り気味に準備を進めましたが、それ以降は前日の会場設営から当日のボランティア・マネジメントまで、本部メンバーにほぼお任せ。今年は全員が初めての役員就任で、文化祭も当然初めての体験でしたが、こぼれ落ちそうになるボールをお互いが自発的に声を出して拾い合う姿に感動と感謝です。少しずつ、確実にチームとして成長していきているように感じます。こうした意味でも、年度が始まったタイミングで直接対面で会って話したり、さらには何か身体を動かしながら行う共同作業のようなものがあると、距離感がグッと縮まり、関係性の構築のスピードも上がると確信しました。
2日間ほとんど立ちっぱなしで、下半身がバキバキになりましたが、子どもたちがそれぞれに出番と役割を担いながら生き生きと活動している様子がみれたこと、そして、そのエネルギーの中に共に居られたことが何よりでした。約30年前の高校時代を思い返してみても、文化祭はほとんど記憶にありません。3年の時は軽音楽部だったので壇上で演奏はしたものの、たいした思い出も残っていません。空白(空虚?)の高校時代が少し埋まった感じがしますね〜

