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コーチング資格を取得しました!

2021年10月06日 代表メッセージ

この度、米国CTI認定のコーチング資格、CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)を取得しました!

これに先立ち、2019年にはCRR Japan認定のORSCC(Organization and Relationship Systems Certified Coach)を取得しています。関係性システムに関わるシステム・コーチング®と呼ばれているものですが、これにより、個人、チームや組織、さらにはコミュニティや社会へと支援の対象を広げることになりました。

遡ること数年前に受講した基礎コースから始まり、応用コース、上級コースへと進み、6ヶ月の集中トレーニングと100時間のコーチング実践を重ねてきました。そして筆記試験と口頭試験を無事クリアし、晴れてプロフェッショナル・コーチとなりました。コーチングの世界はそれほど厳格なものではなく、自らがコーチと名乗ればそれはそれで成り立ちます。だからこそ、コーチング業界で最も厳格なプロフェッショナルコーチ・トレーニングであり、国際コーチング連盟(ICF)の認定プログラムとして広く認識されているCPCC®を取得することは、プロフェッショナル・コーチとして不可欠なBeing(あり方)とDoing(やり方)を習得するうえで大きな意味を持ちます。

 

 

コーチングとは、コーチングをする側(コーチ)と受ける側(クライアント)の関係性により成り立つもので、クライアントの気づきから生まれる意識と行動の変化を促すことを目的とするコミュニケーションです。意識と行動の変化が起こった結果、クライアントはその人らしさと主体性を発揮することができ、対症療法的に目の前の課題を解決したり、様々な状況や環境の中でも自分で自分の道を切り拓く根治療法的な力を手に入れることができます。つまり、自分の中にあるリーダーシップを発揮しながら、自分自身や自分の人生をリードしていくということです。またコーチングは、単なる世間話や「To Doリスト」の羅列ではなく、対話の中で気づいたことや学んだことを具体的な行動に落とし込んではじめて意味を持ちます。さらに行動することで得られた気づきや学びを次なる行動に取り入れていきます。こうしたサイクルを繰り返しながら自己探求を深め、当初は想定もしていなかったようなところに辿り着いていきます。

コーチングの流儀流派は世の中に数多あります。その中でも「コーアクティブ」というのは“協働的”という意味で、コーチとクライアントが対等なパートナーとして、クライアントが心から望む人生を生きられるよう互いに力を合わせるということを意味しています。コーチングに対するよくある誤解の1つですが、コーチはアドバイスをしたり、解決策を提示するのではありません。傾聴や質問などのコミュニケーションにより、クライアントが自ら考えたり感じたりしながら自分の心の奥底にある何かに気づき、意識や行動が変わっていくことをサポートしていきます。


コーアクティブ・コーチングの「4つの礎」

・人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である
・今この瞬間から創る
・その人すべてに焦点をあてる
・本質的な変化を呼び起こす


CPCC®取得におけるプロセスは、対人支援領域における専門性やスキルを身につけることにとどまらず、実は、自分自身のOS(オペレーティング・システム)を入れ替えるくらいの意味がありました。現在51歳ですが、ちょうど25年前に新卒で就職した会社を辞め、2年間にわたる人生の浪人生活を経て、私費での米国留学を成し遂げました。これが自分としては最初の大きな自己変革(OS入れ替え)を行った時期でした。その時からちょうど四半期が経過し、また新たなチャレンジに挑んできたのがここ3年間です。100年人生と言われる中、残りの50年をより良く生きるために時間もお金(!)も投じてきました。

プロフェッショナル・コーチになるためには、単なるスキルの習得にとどまらず、コーチとしての姿勢やスタンス、態度、心構えのようなものを確立する必要があります。コーチング用語では”サボタージュ”(現状に引き留める力)と言いますが、コーチングを行う中で自分のサボタージュが現れ、クライアントではなく自分に意識が向いてしまったり、クライアントの発言に気持ちが動揺したり、一歩踏み込んだ関わりができなかったり、クライアントにとって耳の痛い(けど大事な!)一言が伝えられなかったりと、思ったように関われない経験を何度もしました。プロフェッショナル・コーチになるということは、スキルを超えた「メタ・スキル」が求められるということであり、自分の殻を破り、枠を超え、新たな自己発見をする旅路でもあります。自己制限的な考え方や思い込みに覆い尽くされていた自分には、結構しんどかったです😂

そしてCPCC®を取得する過程において、ともに学ぶ9人の仲間の存在には大いに励まされました。チーム名を『麦わらの一味』と言います。少年ジャンプを読んで育った自分にはベストなネーミングだと言いたいところですが、実は『ワンピース』は読んでいないのです😆

※下の画像はチームで記念に作ったもの。ちなみに自分は左上のゴツいやつです。

 

 

最後に・・・

代表者や事務局長からスタッフまで、NPO/NGOをはじめ、行政、ソーシャルビジネス、市民活動団体、社会福祉団体、地縁組織(自治会・町内会など)、財団、企業CSR、プロボノなど、広くソーシャル・セクターに関わる方を中心にコーチングのクライアントを募集します(学生も大歓迎!)。このような方(↓)におすすめです。

「転職(起業)しようかどうか、自分のキャリアに迷っている」
「代表(リーダー)としてどのように立ち居振る舞えばよいのか分からない」
「職場の人間関係がうまくいっていない」
「部下やボランティアなど、人材育成が思ったようにいかない」
「達成したい目標(資格、お金、etc.)がある」
「やめたい習慣(ダイエット、たばこ、ギャンブル、etc.)があるのにやめられない」
「自分のことをあらためて見つめ直し、今後の人生を根本から考えたい」
「代わり映えしない日々に変化を起こしたい」
「自分が何者か、そもそも何をやりたいのか分からない」
「自分に自信がない」

      など

これらに限らず、悶々と過ごす今の状況を変えたい、一歩を踏み出したいという方は、 nagahama@mojo.co.jp まで、まずはお気軽にご連絡・ご相談ください。コーチングとはどのようなものなのか、費用はどのくらいかかるのか、どのように進んでいくのかなどをお伝えいたします。自分は仕事柄、ソーシャル・セクターや市民セクターで働くことの喜びや辛さも理解しているつもりですので、様々な事情を踏まえた上で、優しく、そして時に厳しく(!)寄り添っていきたいと思います。コーチングを受けたことがないという方も、まずはお気軽に無料の体験セッションを受けてみてください。

コーチングに軸足を置きますが、時と場合に応じて具体的なアドバイスを行うコンサルティングやティーチングなども適宜組み合わせながら関わる『』を目指します。バーチャル上司、レンタル上司、ワンポイント上司とも。。。身近に相談できる人が少なく、孤独感や閉塞感を感じやすいソーシャル・セクターの皆さまにとって、使い勝手の良い上司的な存在になれれば嬉しいです😊