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『社協ボランティアコーディネーター・ハンドブック』の完成!

2021年04月15日 事業レポート

 

昨年度、半年間にわたり神奈川県社会福祉協議会と共に制作に取り組んできた『社協ボランティアコーディネーター・ハンドブック』が完成しました!

本ハンドブックには以下の4つの特徴があります。

(1)社会と組織と個人という3つの視点から今後のボランティアセンターやボランティアコーディネーターのあり方と役割・機能・仕事を解説していること
(2)地域共生社会の実現にむけてのキーワード「相談(伴走)支援」「参加支援」「地域づくり」などを中心とした切り口でボランティアコーディネーターの機能整理を試み、この視点からの業務点検を働きかけていること
(3)11 のテーマで読者に考えていただきたい問題を投げかけていること
(4)ハンドブックという名前のとおり、読み物ではなく、書き込みながら整理したり分析したりできる実践的なワークシート形式になっていること

執筆者の一人として、本ハンドブックを活用して、あらためて社協ボランティアセンター/コーディネーターの役割や機能、自分の今の仕事を見つめ直しながら今後に向けた課題整理や目標設定に取り組んでいただけると嬉しく思います。是非、ご活用ください!

本冊子を活用した社協職員、ボランティアコーディネーター向け研修、コンサルティングなどをご希望される場合は、「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。


【目 的】
本書においては、社協ボランティアセンター /ボランティアコーディネーターの役割・機能・仕事を改めて見つめ、もともとある固有の力(専門性)への気づきを促すとともに、社協ボランティアセンター /ボランティアコーディネーターの社会的価値を高め、伝えていくことを目的としています。

【構 成】
本冊子は、資料編を含む5部構成となっています。

(1)ボランティアコーディネーターが日々の業務の課題整理や事業の企画運営を行えるように、「社会環境の変化」「機能と役割」「スキルや専門性」を軸にしたワークシートを使って、個人やグループで体系的にワークが行えるような仕様となっています。その中でも、ボランティアコーディネーターの「主体性」(やりたいこと /やれること /やらなければならないこと)は重要です。
(2)本書は「考える実践」のベースとなるテキストであり、ボランティアコーディネーションの基礎テキストではありません。「社協ボランティアコーディネーターにむけた 11 のテーマ」では、一度はじっくり考えていただきたいテーマを取りあげています。これからのボランティアセンター /ボランティアコーディネーターの役割・機能・仕事を考えるうえで、自分の地域ではどうなっているか、実際の相談やコーディネーションの場面ではどうだったかなど、個人ワーク、仲間との議論の材料としてご活用ください。

【活用方法】
(1)社協ボランティアセンターのコーディネーターや社協職員同士で、または個人が日々の課題整理や事業の企画運営を行う際にお使いください
(2)県・市町村社協で行われるボランティアコーディネーターや社協の職員研修のテキストとしての使用