防府青年会議所の中期ビジョン策定ワークショップ
5月21日、山口県防府市の防府青年会議所で、中期ビジョン策定にむけたワークショップのファシリーテーターを務めました。
3月中旬に他地域の実践事例を学ぶということで、当方がアドバイザーを務める栃木県日光市の「スマイル日光プロジェクト」の事例をオンラインでお話しさせていただきました。今回はそこでの座学的な学びを踏まえ、いよいよ実務に落とし込んでいくという位置付けでした。
5年前の設立60周年時に掲げた運動指針、「RESILIENCE(レジリエンス)防府 ~強くしなやかに~」の進捗状況を検証することが主たる目的。運動指針の2つの柱である、①SDGsに対する市民意識向上・浸透、②シビックプライドの醸成について議論をしながら、残り5年、そして70周年に向けて改善案を出し合いました。ワークショップでは、KPT(ケプト)と呼ばれるフレームワークを活用し、 Keep(これまでうまくいっていて、今後も継続するべきこと)、Problem(現状問題になっていて、見直しが必要なこと)、Try(KPを踏まえ、実施すること)に分解しながら議論を行ってもらいました。
特にこの運動方針では、シビックプライドの醸成に重きを置いています。防府青年会議所ではシビックプライドの定義を、「まち自慢や郷土愛ではなく、まちをよりよくするために自分自身が関わっているという、当事者意識に基づく自負心。このシビックプライドを市民が持つことができれば、まちへの想いが高まり、自らが行動したことで少しでもまちが良くなれば、そのまちに対して誇りを持つことができる。」というふうに整理しています。振り返りの議論の中でも、この点に照らし合わせながら改善点を探ってもらいました。
ひととおりタスク面での意見を出し合った後は、頭ではなく、身体や感覚に意識を向けながら、運動方針に対するメンバーの想いや熱量の確認も行いました。全員の現在地と到達点を言葉だけでなく、身体ごと知り合うことで、より深い腹落ち感やゴールに向かっていくエネルギーも湧いてくるというもの。引き続き、9月23日に予定されている式典での発表に向けてさらに作業を進めていきます!
終了後の懇親会もあっという間でした。ご参加いただいた皆さま、お疲れ様でした!