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敦賀での共生社会サミットを終えて

2022年11月19日 事業レポート

地域共生社会推進全国サミットinつるが』が終了しました。

初めてこの時期の花粉症に見舞われる中、3年ぶりくらいに大勢の方の前に登壇して緊張しましたが、ひとまずコーディネーターの役目を終えてホッとしています。

地域コミュニティを活かしたまちづくり」という分科会を担当。地域コミュニティの定義は人によってかなり異なりますが、開始前にご挨拶をした副市長は人と人とのつながりだとおっしゃられていました。今回は、以下の4名の登壇者から各地域での取り組みに沢山のことを学ばせてもらいました。

【パネリスト】
山本 耕一郎(八戸市中心街まちぐみ組長)
領家 誠(奈良県生駒市地域活力創生部長)
伊原 隆(福井県敦賀市粟野公民館長)

【オブザーバー】
西岡 隆(前内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局参事官)

地域や社会の課題が複雑化する中、唯一無二の正解もなく、これまでの成功体験も通用しない現代においては、知恵や工夫、アイデアを持ち寄りながら、様々なチャレンジをし続けていくしかありません。これまでのように行政だけ、NPOだけといった単一の主体ではなく、あらゆる人が、できることを、できるだけ、できるタイミングで出番を持ち、役割を担っていかなければなりません。安易に地域外の事例をまねたり、ゆるキャラのような流行りに飛びつくのではなく、地域に既にあるリソースを発掘し、磨き上げ、つなげていくという根気のいる作業が必要です。このことを愚直に実行していく地域だけがこれからは生き残っていくのだと思います。

出番前後の空いた時間で、杉原千畝の”命のビザ”によるユダヤ人やポーランド孤児受け入れを紹介した資料館、『人道の港 敦賀ムゼウム』や『レンガ倉庫』、『氣比神社』なども弾丸巡りすることができました。昔からの友人(20年ぶり!)やSNSで知り合った方々との思いがけない出会いも含め、思い出深い敦賀滞在となりました〜