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地域運営組織(RMO)におけるビジョン・ミッションの策定

2026年04月06日 事業レポート

 

島根県大田市の湯里地区の地域運営組織(RMO)の皆さまとオンラインでつなぎ、地域ビジョンづくりの策定に向けたワークショップを行いました。

これに先んじて、昨年9月から12月までの間、島根県にて3回にわたり対面で「地域づくりの設計図を描く実践講座 〜対話・ビジョン・計画作成の基本を学ぶ〜」講座を開催ていますが、宅野地区と湯里地区についてはさらに個別のフォローアップを行い、単なる学びにとどまらず、ビジョンを具体化する作業を進めています。

湯里地区でのフォローアップは合計2回ほど実施。まずは、地域全体を語る前に、自分個人がどのように地域で生きてきたのかについて振り返る、『⾃分史』を作成してもらいました。”地域づくり”と聞くとかなり壮大で高尚なものが求められる感じがしますが、地域は個々の住民の集合体でしかありません。ということで、まずは一人一人の住民が自分の人生をとおして何に喜びや楽しさ、悲しさやしんどさを感じるのかを整理することから始め、その重なるところを地域全体の「ハイドリーム(こうなったらいいな!)」と「ロードリーム(こうはなりたくないな〜)」の縮図として対話を行いました。中には、昔を思い出して涙されてる方もいらっしゃいました。

2回目に先立ち、1回目に参加者から出していただいた様々な想いをRMO運営メンバーで整理しながら、ビジョン・ステートメント(案)に落とし込みました。さらに、そのビジョンを具現化した取り組みを7つのミッションとしてまとめ上げていきました。一般的にビジョンは抽象度が高く、10〜20年後のあるべき姿や目指す状態をふわっと掲げた表現にとどまりますが、その実現に向けた具体的な取り組みを整理し言語化したものがミッションとなります。

 

 

2回目当日は、グループに分かれてビジョンとミッションのステートメント案について、参加者自身の実体験を元に対話を行いながら、具体的な改善ポイントや新たな事業アイデアなどについてもお話ししてもらいました。

 

 

上述のとおり、ビジョンづくりのフォローアップは宅野地区と湯里地区の2地域で行っています。昨年の3回の対面研修の内容は共通のものでしたが、フォローアップではそれぞれの地域における組織体制や人間関係、事業の実施状況、行政をはじめとする多様な主体の関わり度合いなどの地域特性に応じて実施内容はガラッと違っています。地域には地域の文脈があり、支援者として、それにしっかりと丁寧に寄り添うことが大事だとあらためて感じる機会となりました。

両地域とも、いよいよ数ヶ月以内には地域ビジョン・ステートメントの策定が完了します。もちろんビジョンは策定して終わりではなく、それを実行することの方が大事。しかしながら、事業を実行するにあたっては精緻なものでなくても構わないので、究極的に何を目指すのか、何が実現できるといいのか、どういう方向に進んで行くのかという、関係者全員の目線を合わせるための「北極星」が必要です。この先、どのような展開が待ち構えているか楽しみですね!