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地域包括支援センターの伴走支援報告会

2023年05月26日 事業レポート

 

5月24日(水)、東京都内某自治体の地域包括支援センターへの伴走支援の報告会が開催されました。

一連の取り組みのテーマは「高齢者のフレイル予防」。伴走支援は昨年2022年の初秋から始まりましたが、それに先立ち、専門家による大掛かりな実態把握のための調査を行なっており、伴走支援は、その調査結果を丁寧に紐解くところから始めていきました。センターにおける普段の業務で感じていた肌感覚にデータによる裏付けを重ね合わせながら、ディスカッションを経て優先的に取り組むべき地域課題と地域の目指す状態を整理していきました。そしてその状態を実現するための施策に優先順位をつけた上で、具体的な行動計画に落とし込みました。ここまでが伴走支援の前半ですが、後半はその計画を実際に地域で展開してきました。

全国共通の課題かもしれませんが、地域包括支援センターでは膨大な業務負担に忙殺され、かつ突発的な対応にも追われているため、中々じっくり腰を落ち着けて将来に向けた地域づくりを構想、計画し、それを実行に落とし込んでいくことが難しい状況にあります。こうした中、この伴走支援プロジェクトでは、PDCA(Plan-Do-Check-Action)を確実に回せるようになることを関係者で認識しながら進めてきました。大きなPDCAではなく、精度にこだわらず、早く、小さな”pdca”を回すことが大事ですね。特に、影響範囲の見極めやそれに付随する関係者との調整など、最初のPの完成度を求めた途端に前に進まなくなります。「やりながら見直す」という姿勢が不可欠です。そして、一度身体にやり方が染みつけばしめたもの。そのやり方を応用しながら試行錯誤を繰り返していけば徐々に精度も上がり、自走もできるようになっていきます。

報告会前半の取り組み発表を受け、後半ではその内容をさらにお互いに深堀り合うための共有時間を設けました。想像していた以上に積極的な質疑応答が繰り広げられました。実際に参加された方からは、今回モデルとして選出された地域の発表を聞きながら、「自分たちもやろうと背中を押された」という声が多く挙がりました。知識やノウハウ等の学びが必要なのはいうまでもありませんが、既に頭の中にあるものを実行に移すため「背中を一押し」するような対話や刺激を受け合う機会が必要であることをあらためて感じました。

この伴走支援プロジェクトは今年度も続きます。各センターの皆さまの取り組みがさらに発展していくように、しっかりとサポートさせていただきたいと思います。