中期計画づくりにおける「計画」とは?
3月7日、子ども・若者支援団体の中期事業計画づくりプロジェクトのキックオフで、終日千葉でワークショップを行いました。
目に見えるかたちとしての計画書は、代表者や経営メンバー、経営企画部門などを中心に、時間をかけて作れば何とか出来上がっていくものですが、大事なのはそこに込められた個々のメンバーの想いと具体的な行動。営利・非営利問わず、様々な計画づくりをサポートすることがありますが、計画書は作ったもののまともに実行されない、実行しても顧みられないといった計画がかなり多いものです。時間もお金もかけて作った計画書がそのような形骸化した状態にならないようにという意図も込め、これまでの団体の活動の歩みやその時々の一人ひとりの想いの共有から始めました。
このことと合わせて、「計画はあくまでも計画でしかない」ということを認識しておかなければなりません。組織内部の人員体制や組織外部の社会環境は常に変わり続け、固定のものではありません。そうした組織内外の変化に気づけなかったり、仮に気づいていたとしても当初の計画をそのまま実行しなければならないという意識に捉われ過ぎたりして、本当にやるべき必要なことをやらないで済ましてしまうというのはお粗末です。計画は一度作ったら変えてはいけないものではなく、関係者の合意のもと、柔軟に変えていくものでもあります。特に現在のように、様々な要素が相互に複雑に入り組んだVUCAといわれる社会では、計画に拘り過ぎることは逆に組織としてのリスクでもあります。
また、組織の中には、計画があることで自分の役割が明確になり動きやすいという人もいれば、計画がない方が自由度があって良いという人もいます。同様に、組織の外部の人にとっても計画があることで応援したくなったり、活動やイベント等に参加したりしやすくなる人もいれば、計画以外の団体の雰囲気や姿勢、ノリのようなものに惹かれる人もいます。さらに、一言に”計画”といっても、ビジョンのような概念的・抽象的なものから、日々の業務における実行手順や個々人の行動など、細かく具体的なレベルの計画まで様々です。
自分たちの組織にとって、計画とはどのような位置付けのものなのか、それがあることがどのような意味をもたらすのか、実はそのあたりのことが曖昧なまま作られていることが多いものです。活きた、そして本当に活かされる血の通った計画書をつくるためにも、これらは疎かにしてはならないポイントです。
このプロジェクトは今年後半まで続きますが、ここからどこへ辿り着いていくか楽しみですね〜!

