システムコーチングと「2度の変化」

昨年末からの約半年間にわたり、広島で実施してきたシステム・コーチング®が終了しました。

約10名のメンバーに対するコーチングですが、個別のヒアリングから始め、対面とオンラインを組み合わせながら月1回のペースで進めてきました。

集められたメンバーは当初、「システムってなんだ？」「コーチングってなんだ？」「何をされるんだろう、させられるんだろう？」という不安でいっぱいだったと思います。最終回の今回は、その当時からの旅の軌跡を全員でじっくりと振り返りました。回を重ねるごとにそれまで気づいていなかった自分に、そして他のメンバーの新たな側面に気づき、不安が安心感に変わっていきました。半年経った今、当初とは全く違う感覚や感情を抱き、これからさらにこのメンバーで何かできそうだという願いも立ち現れてきました。

「2度の変化」といいますが、港を出港した船の向きが2度違っているだけで、最初のうちは違いが分かりませんが、その後時間が経つに連れて角度の違いが現れ、最後は全く想定していなかった彼の地に辿り着いていきます。

組織の変容にはその土台となる人の意識/行動の変容が伴うため時間がかかりますが、自分たちの願う未来を共有した今、そこに向けて確実に歩みを進めてもらいたいと思います。2度の変化を信じて。。。

【おまけ】今回は前乗りしたので、ようやく福山城を訪れることができました。天守の北側壁面には最上階を除いて黒い鉄板が張られています。風雨への備えとともに、堀がないため外部から直接攻撃されることへの備えだそうです。