ダイバーシティ経営を考える!
12月18日(月)、栃木県の日光へ「ダイバーシティ経営を考える〜多様な人材起用の在り方について〜」と題する研修会でお邪魔しました。
日光市では令和5年6月の「G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大 臣会合」の開催地となったこと等から、多様性(ダイバーシティ)に関する気運が高まりつつあることを受け、日光CSR推進連絡会が主催したものです。日光CSR推進連絡会は地元日光市内の企業、行政、社会福祉協議会の3者により、約10年前に設立されていますが、自分はその時からアドバイザーとして関わるようになりました。
その取り組みの中心が、地元の企業による地域貢献活動、『スマイル日光プロジェクト』です。現在、約30社が参加しており、寄付つき商品の企画からプロボノ、助成事業、SDGs、コレクティブ・インパクトなど、その取り組みは今に至るまで発展しながら継続し続けています。
ダイバーシティ経営とは、「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」(経済産業省)のこと。実際にダイバーシティ経営を推進している中堅・中小企業は、そうでない企業と比較して、人材の採用や定着、人材の能力開発の状態、 正社員の仕事に対する意欲、会社や仕事に対する満足度など、主な経営成果のすべての項目において効果的な結果が出ています。また、売上高や営業利益も高く、定着した人材が持てる能力を発揮できる職場環境があるためとみられています。今回はダイバーシティ経営として、自組織の現在の取り組みの整理・確認から、今後に向けた多様な人材の活用についてのアイデアの共有などを行いました。自分の価値観や信念を保留し、あるものをそのまま受け容れることの難しさと喜びを感じるのがダイバーシティの醍醐味。参加者も企業、社会福祉法人、NPOなど、まさに多様な顔ぶれとなり、あっという間の2時間でした。
今回は新幹線ではなく、久しぶりの東武線特急「スペーシア」で往復。あのスピードと揺れが心地良いんですよね〜