NPOと行政の協働ワークショップ
2023年11月16日
事業レポート
今日は朝から平塚市役所で「NPOと行政の協働」ワークショップでした。
協働は様々な切り口で料理ができるものですが、今回は2時間のセミナーということで、「対話とコミュニケーション」にフォーカスし、講義とワークを半分ずつ取り入れたワークショップを行いました。前半の講義では、「聴く力」と「問う力」について自己分析を行なったり、悪いものだと見做されがちな”対立”についての理解を深めるグループワークを行ったりしながら、対話とコミュニケーションの基本を学んでいただきました。
後半は、「NPOと行政の協働で、平塚の地域課題を解決する!」をテーマに設定し、そこへの興味関心や現在の行動、そして今後の自分の向き合い方について体感的なワークを行い、言葉や頭だけでなく、協働に対するそれぞれの考えや想いを可視化しながら、全員で協働への理解と難しさ、そして今後に向けた一歩を共有しました。
協働を進めていくには、そこに関わる人の想いや考えを辛抱強く聴き合う姿勢が必要です。時に相手の意見を否定し、自分の正しさを押し通したくなりますが、そこをグッと堪え、「その言動の後ろには何があるのかな?」と相手に好奇心を向け、相手の深い所にある”願い”をお互いに探り合っていく。そして、相手を変えようとするのではなく、自分を変える。自分が変わることで相手の受ける影響も変わり、そこから少しずつ関係性も変わってきます。
たかが対話、されど対話。
もちろん、口で言うほど簡単なことではありません。
でも時間はかかりますが、これが唯一の解決策であり、近道だと思います。