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ファンドレイジングスクール「リアルケーススタディ」発表会

2023年10月29日 事業レポート

10月29日(土)、講師を務めるファンドレイジング・スクールで、実在する団体に対するファンドレイジング施策の提案プレゼンテーションが行われました。

スクールの後半戦は実践的なプログラムが主。9月からの約2ヶ月の期間、まずは「リアルケーススタディ」として、ケースとして関わって頂いている団体に対する現状のヒアリングから始め、施策の企画とプレゼンまで行いました。スクール生は6チームに分かれ、本業と同時進行で調査、ミーティング、資料の作り込み、プレゼンの練習などを行わなければなりませんが、オンラインも活用しながらとはいえ、時間のやり繰りは相当大変だったことと思います。提案内容に対する個別のコメントはここでは避けますが、すべてのチームに共通して、その頑張り具合が報われたような発表内容でした。グッジョブ。

 

 

提案施策の精度もさることながら、このリアルケーススタディでは、チームとして進めることに大きな意図を込めています。実際のファンドレイジング施策の企画や実行では、一人でできるものは殆どなく、何かしら他者の力を必要としたり、関係者との合意を作って進めていかなければならないものばかりです。実際に、バックグランドや経験値の異なるメンバーとの共同作業では、

■一人でやった方が早い病
■他者の能力やパフォーマンスへの非難
■言ったもの負け
■声の大きなもの勝ち
■コミットメントの強制や均一化
■作業の押し付け合い
■相互の遠慮による“ポテンヒット”

となってしまうことが多々あります。ゴールを明確にし、そこに向けた個々の出番や役割を考えながら、共に成長していく姿勢をどこまで持てるかが大事ですね。

ひと山超えて休む間もなく、次は自団体のファンドレイジング戦略の立案(実行)。この度のケーススタディへの取り組みを通じて育まれたチームの関係性をもとに、お互いに叱咤激励しながら、最後のもう一段高い山を登り切ってもらいたいです。そこにはきっと観たことのない素晴らしい景色が待ち構えていることでしょう!