個人のパーパスを探る!
9月26日(水)、日本財団が実施する子どもの第三の居場所を運営する事業者に向けた組織基盤強化研修の一環として、「個人のパーパスを探る」ワークショップを行いました。
全8回の組織基盤強化研修では、ここまで「何を行うのか?」という事業に焦点を当てて講義を行ってきましたが、今回と次回は視点を変えて、その事業を行う人と組織を取り扱います。
組織にビジョン(目指す地域や社会の姿)、ミッション(社会的な役割や使命)、ビジョン(大事にしたい価値観)、パーパス(存在目的)があるように、普段なかなか意識することがありませんが、個人にも同様のものがあります。
これまでの人生を振り返り、自分が大事にしている価値観は何か、どのような人生を歩みたいのか、どのような自分でいたいのかなどを考え、感じながら認識すること。そしてそれを仲間同士で共有し、尊重し合い、定期的に確認し合うことが大事です。このワークショップでは、個人ワークとして自分の想いや考えを書き出すとともに、ペアワークなどを行いながら言葉にして相手に伝え、そこからさらにフィードバックを得ることで自分が気づいていなかった新たな視点に気づくことで、自己内観を深めていきました。
ともすると、日々、目先の業務に追われるように仕事をし、知らぬ間に心も身体も精神もすり減っていきます。メンバーと顔を合わせても話をするのは業務の進捗状況ばかり。原動力となる、お互いの気持ちの所在を確認し合うことさえなくなっていきます。そして、子どもを中心に置き過ぎて、自分を周縁化してしまうこともしばしば。。。
「子どもの未来のため」は正しいですが、大人にも未来があります。子どもの居場所をつくる大人にも、自分自身の居場所や行き場所が必要ですね。
参加された皆さんもいつもは”耳だけ”が多いのですが、今回は心理的安全性を確保しつつ、しっかりお顔を出して、他団体の方と対話をしていただきました。
自分を癒し、取り戻す機会になったようなら嬉しいですね😊