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プロセスワーク・コーチング体験会

2023年09月23日 代表メッセージ

今日は、バランスト・グロース・コンサルティング株式会社が実施するプロセスワーク・コーチング体験会にお邪魔し、参加者の方へコーチングをさせてもらいました。

かれこれ5年近くプロセスワークを学び続けているのですが、今年に入ってその応用となるプロセスワーク・コーチングにも手を伸ばし、コーチングの幅を広げつつあります。プロセスワークはプロセス指向心理学とも呼ばれ、一言で伝えるのは難しいのですが、アーノルド・ミンデルを創設者とし、関係性と変容を阻む壁を扱う「あり方」と「やり方」と言えるでしょう。

プロセスワーク・コーチングは、そのプロセスワークをベースとしており、ビジネスの世界における様々な関係性の対立を扱うメソッドとして開発されました。部下と上司、同僚同士、営業と製造などなど、対立を偽りの調停へと導くのではなく、それを真正面から扱って本当の相互信頼へと導いていきます。また、変容を阻む壁をプロセスワークでは「エッジ」と呼んでいますが、そこに気づき、扱うこともプロセスワークの得意とする領域です。

事前に話す内容や流れを想像も計画もできないのがコーチング。その場で立ち現れることに頭、心、身体、魂を委ねながら、クライアントと共に”未踏の地”に辿り着いていきます。ジャズ演奏のインプロのようでもあります。学び始めた当初はティーチングやコンサルティングとの違いにかなり戸惑いましたが、今では、この感覚無しでは生きていけないほどに。。。

コーチングを受ける人は何かしらの葛藤に向き合っているわけですが、その状況を変えようと一歩を踏み出した時点で最初の自己変容を遂げています。コーチングを受けてみるという決意には、それだけの意味があるのだと思います。簡単にはできないことですね、本当に。。。

コーチングを学ぶ人にとっての価値は、クライアントとの関わりを通じて自分のことを深く知れること、そしてそのことによるセルフマネジメント力が高められることがあります。仕事でもプライベートでも、他者とのコミュニケーションの基本は同じ。常日頃の”無自覚”な自分の言動と他者への影響力にも意識が広げられるようになっていきます。

今やコーチングやファシリテーションは、大人の義務教育といっても良いほど。多様性に富んだ世の中になればなるほど、対話をする力と対話をつくる力が必要ですね!