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法政大学の『ボランタリーアクション』

2020年10月16日 代表メッセージ

法政大学多摩キャンパスで講師を務める後期授業、「ボランタリーアクション」が始まって4回目を終えました。

この授業名は、狭義のボランティアに限定せず、ボランタリー(自発的/自主的)なアクション全部にまで間口を広げているという点がとても気に入っています。また実際のアクションの中には、ソーシャルアクションとも重なる部分もありますが、学生にはまず、ボランタリーに行動することの意味や価値が伝われば良いなと思っています。

この授業の履修生は大半が1年生。自分の18歳前後を思い返すだけでも、アクションを考えるのはとてもハードルが高いはず。折しもコロナ禍で自分を見つめ直す良い機会であり、他の学生とも話す機会がほとんどないだろうということもあり、当初の講義内容から予定を変更し、自己分析や対人コミュニケーション、合意形成などを体感しながら学んでもらっています。ボランタリーアクションは、そういうプロセスを経てから立ち上がってくるものだと思っています。

講義はほどほどで終わり、授業の大半は個人とグループでのワーク。ひたすら自分に向き合い、自分の想いや考えを言葉にし、他者に伝え、気づきを得るというプロセスを繰り返しています。授業の最後にはチェックアウトとして、学んだことをチャットに書いて退出してもらっていますが、後日、名前を外して履修生80人に共有しています。なかなか直接話しをする機会がないからこそ、自分と同じ年頃の人たちが何を感じ、何を考えているかなど、お互いに気づきや学びを分かち合ってもらいたいと思っています。

それにしても、男子学生2人が同じパソコンの画面越しに並んで授業を受けている姿は、何とも微笑ましいですね😊